2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

同意書は取らず

冷静になって考えて欲しいのだが、とどのつまりは「患者さんを死ぬ方向に持って行きますけど、家族であるあなたは同意しましたね、いいですね」という書類にサインさせるということであり、口頭でするのもシビアな話をもう一度なぞって書面で確認というのは…

業務上過失あり

無罪だけど、過失は認定するという、中途半端というか、双方痛み分け的な、不愉快な判決。医者の仕事は、悪い結果がどうしても避けきれず出てしまうのが現在の医療レベルなだけに、ロシアンルーレット的な判決に思える。 ゴジラが歩き回る街中をタクシーで走…

末期がんの病院での対応法は

血中の酸素濃度(酸素飽和度)を測定する器械があるが、酸素が下がってくれば、酸素マスク、気管挿管、人工呼吸、と進んでいくことがよくあるコースだ。本当に末期の場合は、酸素が下がってきたら、その器械自体を外すというのがホスピスでのよくあるコース…

記憶が曖昧

内容についても興味深いのだが、記憶が曖昧というのはどういう意味なのだろうか。家族1と家族2がいるとか疑っては良くないが。 http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200603280412.html?ref=rss

想像を絶する

5時間の手術をどう思うか、色々な人の意見が興味深い。私は6時間くらいなら特に問題ないし、何か参加すれば(執刀とか、メインの助手とか)時間を考えることなんかまずない。トイレの心配をするような注意力は、全て手術の場所へと向けられている。交代は…

無料配布

1000ml買ったら200mlおまけについてくる制度だが、牛乳を買う頻度が6分の5に減少、つまり売り上げが減少するだけなんじゃないのか、教えて経済学の偉い人。地域振興券を配ったら、その分現金支出が減って消費は伸びない、というあれと同じなんじゃないのか。…

困難を感じる

各種の検査ができる病院にいながら、私は未だに困難を感じているが、感じないのもどうなんだろう。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060325-00000016-mai-soci

尊厳死疑惑?

だいたいの報道の見出しが不適切だ。ある新聞の「患者の同意なし」とか、同意があってもダメなんだってば。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060326-00000001-mai-soci

そこまでやるか、という見出し

自分が当事者になった時に、血液不足で助けられません、ということになるという想定がかけらもない。メイドでも何でも、血が足りないよりいいじゃないかと、献血も輸血も30回以上の経験がある立場として思う。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060323…

給与格差を埋める

公務員として給料が「理解が得られないもの」であるかどうかはどちらでもいいのだが、給料が高い民間病院と安い公立病院があったら、医者個人としては前者に行きたいよな。それとも医者には、給料とか職場を選ぶ権利はないのか。 http://headlines.yahoo.co.…

故障が裏目に

故障と表示が出ると、『列車が来ない』と誤解する人もいる列車が来ないとわかって表示できたら、それは故障じゃないだろう。。 http://www.asahi.com/national/update/0321/NGY200603200008.html?ref=rss

PET 15%も有効

今まで見つからなかったものが見つかるが、見つけられたものが見つからないという話。夢のような話のように言われていたが、やっぱり夢だった。 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/saisin/20060306ik0d.htm

やむなく完全予約制に

例えば人気のレストランだって、人数を区切って予約制にするわけであって、病気の人を待たせるのがけしからんと言われたら、どうすればいいのだろう。そのうちごく軽症でも予約が必要になったりすることもあるかもしれない未来予想図。 http://www.mainichi-…

キャシャーン

再開おめ。 http://d.hatena.ne.jp/CROCODILETEAR/20060317

それにしてもこの話、どういう風に着地させましょうか。

色んな発信をネット上で目にするが、双方の一致点が出たのは見たことがない気がする。患者さんに「だってこっちは不安なんですよ、わかってください」とかわざわざ言われる日常。こっちだって「大丈夫」って言いたいけど、「大丈夫じゃなかったら訴えてやる…

仮定法現在完了

Although Bill had a very strong will, if it had not been for his father's encouragement, he would probably still die in bed. had とか had been とか would die とか、時制がこのままでいいか、直すならどう直すか。仮定法を考えるのに非常に優れた…

産婦人科医半減

年間何人がなるのが適当な数字なのか、厚生労働省にはそれを示して欲しいものだ。 http://goby.jp/m/archives/000733.html

個人のミスか、それともどこの責任か

ミスをした人が責められるべきか、それとも無罪でいいか。自分が被害者の家族だったらどうか、それでも意見は変わらないか。産婦人科の事件とどこか違うのか。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060320-00000013-yom-soci

辞職勧告、というナンセンス

○○君は、××なので、やめた方がいいと思います、という小学校の学級会レベルな決議案。国民の代表である議員が多数決で辞めろと言ったら、その議員を辞めさせることができるなんて、与党議員が野党議員を全員多数決でやめさせていったって、それって多数決で…

素人でもできる

成績重視にすると、成績を悪くする人に手を出さなくなるのは必然だが、それじゃぁこの人はどうするんだ、と手を出す医者が、まだいる。チャレンジ精神というか、患者本位の考えというか。 http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20060315#c1142569147

こどもをもつこと

リンク先を読んで思いだしたこと。色々とユニークなことに手を出しつつ生きてきた人にこどもができて、「いやぁ、俺の時代は終わったな」と思ったという。自分のために好き勝手やるのではなく、こどものためにやろうと自然と思ったという。 http://www.enpit…

昔のお医者さんは

訴訟対策に、言葉尻を駆使して色々説明するわけであるが、一番は患者が医者を信頼して、その医者が「こうだと思います」と言うことに従うことなのではないかと思うこの頃。 http://d.hatena.ne.jp/shogoshi/20060317/p1

東工大の目指すもの

数学でも、適切な日本語力がないと記述式でいい答案は書けないと思う。また、論理的であることは、文章力のごく基本的なところだとも思う。 http://www5e.biglobe.ne.jp/~maria_jb/daywatch.htm

侵襲のない検査はない

全く健康な人にやるものならともかく、いい点と悪い点のバランスと納得と、正確な知識と少しの勘。 http://plaza.rakuten.co.jp/doctorhs/diary/200603130000/

牢屋に入る気で手術

自分がやらないとこの患者さんに打つ手がなくなる、という時に、やる医者とやらない医者がいて、それはいったい誰のためなのかを考えるときはある。昨今、逮捕される危険がずいぶん高まるわけでもあって。 http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=348208&…

ステップに書いてある・・

確かに学生時代、受験生時代にはお世話になった本ではあるが、それを臨床に応用するのはかなりのためらいがある。何と言うか、長年車を運転していて、突然教習所で習ったことを持ち出すような、そんな違和感。triste氏が書いているように、全然代表的な教科…

医療行為が必要

金銭的な負担、仕事量的な負担は間違いなく増えるだろうが、それを誰が負うべきなのだろうか。バリアフリーと言うのは簡単だけれども、実際に段差をなくすだけではダメなわけであって。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000104-kyodo-soci

サルモネラで重症

空気感染じゃないんだから手を洗えよ。飼育を控えている場合じゃない。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060309-00000065-jij-soci

天秤にかける治療

この治療をやれば目の前の患者がたいていは助かるとわかっていても、落ち度がないのに逮捕される可能性が少しでもあれば、その治療をやるかどうか躊躇する。私も応援する。 http://medj.net/drkato/index.shtml

花粉症にヨーグルト

そんなに効くんなら、全国のアレルギー専門の耳鼻科ではヨーグルトを処方する。 http://simple-u.jp/pdone.php?id=630