自動回転扉について

親は子どもに対して監督責任があるので、危険であれば止めなければならないし、他人様に迷惑をかけたのならば責任も取らなければならない。
アメリカでは、子どもを一人にすることが虐待だとされる事実がある。結局扉に挟まれる結論になった今回だと、親の行動は責められるべきかどうか。自動回転扉がどのくらい危険だと世間で認識されているのかも問題だ。親が引く手を子どもがふりほどいていったなら、はたしてそれはどうなのか。
しかし一方では、ただ通るためにあるはずの扉は、実は命を奪いうるようなものであったり、小事故に対して対策を取っていなかったりした。他の回転扉に比べて事故が起きやすいとか、他の扉に比べて事故が起きやすいのならば、その扉を作ったり設置したりした方にも責任はあるだろう。この「起きやすい」には、安全装置の基準についての話も含まれる。
今回の事故における事実は私には知ることはできないし議論する気もないが、メーカーとビル側を責める報道ばかりのようには思っている。全国的に子どもの回転扉の事故があったのならば、それを啓蒙できなかった責任というのもあるのではないかと思う。