紹介すべきだった、と後から言うこと

その件についてしっかり把握することはまだできていないが、私が知っている範囲の一般論では、心嚢穿刺(心臓のすぐ周りに針を刺して血を抜いたりするようなイメージ)が必要な状態の患者さんは、紹介する病院まで5分とかで行けないと、到着する前に心臓が止まってしまうだろうと思うのだけども、紹介しなかったことが責められるんだな、と思わずにはいられない。
救急専門医であれば、うまくいかなくても裁判では負けないのか、というのも疑問の残るところだ。そうすると今後、救急車を引き受ける病院は救急専門医が対応できるところだけに限られて、24時間対応するためには6人くらいの常勤の救急専門医が必要となるという計算になるが、人口6万人に1人の割合でしか日本には存在しない救急専門医をどのように配分するつもりなのだろうかな。算数の問題だ。id:Yosyan がその元ネタ
http://d.hatena.ne.jp/zaw/20061108#p1