東京なのに受け入れ不能

その病院1つしか選択肢になければ、受け入れ不能という判断はできないので、どんなに体制が整っていなくても受けることになる。そうした状況下(例えば2つ目の病院まで救急車で峠を越えた上に1時間半かかるとか)では、NICUがなくても、満床でも、当直が後期研修医でも、なんでも対応しないとその患者さんは路頭に迷う。
しかし、もっと受け入れられる病院が他にあるはずだ、と皆が考え、体制が整っていないのに受け入れたことを後から非難されるのではないかと恐れる結果として、東京では「受け入れ先を探して」患者さんが路頭に迷うことになる。東京なのに、ではなくて、東京だから、ということになる。例えば、北海道士別市でたらい回しが発生することは決してない。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200810/2008102300736&rel=y&g=pol